会社の確定拠出年金(企業型DC)、商品はどう選ぶ?|「均等に5%ずつ」はNGな理由

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会社に「企業型確定拠出年金(企業型DC)」がある人、けっこう多いと思います。毎月、給料から自動で積み立てられていく、あの制度です。

でも、いざ「商品を選んでください」と言われても、正直よく分からない。だからとりあえず全部の商品に”均等に5%ずつ”にしている——そんな人、いませんか?僕のまわりにも何人もいます。

先に結論だけ言うと、その”均等に5%ずつ”は、いちばんもったいない選び方です。放っておくと、20年後の受取額に大きな差がついてしまう。じゃあ何を基準に選べばいいのか、順番に説明します。

なぜ「均等に5%ずつ」がNGなのか

企業型DCの商品リストには、大きく分けて2種類あります。「元本確保型(定期預金・保険)」と「投資信託(株式・債券など)」です。

問題は、均等に5%ずつにすると、この「元本確保型」=ほとんど増えない商品にも、まとまった割合を置いてしまうこと。今のような低金利では、元本確保型はほぼ増えません。20年30年という長い時間があるのに、その多くを”増えない箱”に入れておくのは、大きな機会損失です。「よく分からないから全部に散らす」は、一見安全に見えて、実は一番のもったいない、というわけです。

選ぶ基準はシンプル|「信託報酬の低い株式インデックス」を探す

ではどう選ぶか。基準はシンプルで、商品リストの中から「信託報酬(手数料)が低い、株式のインデックスファンド」を探します。特に、全世界株や外国株(先進国株)に投資するインデックスがあれば、それが第一候補。

企業型DCは、原則60歳まで引き出せません。つまりいやでも長期投資になる制度。長期で世界の成長を取りにいくなら、株式インデックスが王道です。ここは新NISAで積み立てる商品を選ぶときと、考え方はまったく同じです。

「良い商品がない」会社の場合はどうする?

会社によっては、手数料の高い商品ばかりで、良いインデックスが用意されていないこともあります。その場合でも、そのラインナップの中で”一番マシな”低コストの株式インデックスに寄せるのが基本。元本確保型に逃げるより、長い目で見ればずっといい結果になりやすいです。

もし僕自身が会社の企業型DCを選ぶなら、迷わず外国株(または全世界株)のインデックス1本に寄せます。60歳まで使わないお金だからこそ、途中の値動きは気にせず、リターンをしっかり取りにいきたいからです(インデックス1本のシンプルさについては インデックス投資は退屈でも最強 にも書いています)。

ひとつだけ注意|「あと何年で受け取るか」で調整する

ただし、株式100%が向くのは、受取まで10年20年ある人の話。受け取りが数年後に迫っている人は、暴落が来たときに取り返す時間がありません。その場合は、少しずつ元本確保型の割合を増やして、値動きをおさえていくのが安心です。「今の自分は、あと何年で受け取るのか」で調整してください。

まとめ|企業型DCは「放置」ではなく「一度ちゃんと選ぶ」

企業型DCは、一度設定すればあとは自動。だからこそ、最初の商品選びだけは、ちゃんとやる価値があります。「均等に5%ずつ」のまま放置している人は、一度リストを開いて、低コストの株式インデックスに寄せられないか見直してみてください。それだけで、20年後の受取額が変わってきます。

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