「iDeCoは40代から始めても本当に意味があるのか?」と悩む方は多いはずです。私も46歳で本格的に検討を始めた一人です。本記事では残り19年間の積立シミュレーションと、40代がiDeCoを選ぶ際の注意点を分かりやすく解説します。
この記事の結論
- 40代から始めても20年あれば十分な資産形成が可能
- 掛金全額が所得控除になる節税効果が最大の魅力
- 受け取り方によって税負担が大きく変わるため事前設計が重要
40代から始めるiDeCoの試算
会社員(企業型DCなし)の月額上限2.3万円を20年間積み立てた場合の試算です。

| 想定利回り | 20年後の評価額 | 運用益 |
|---|---|---|
| 3% | 約755万円 | 約203万円 |
| 5% | 約945万円 | 約393万円 |
| 7% | 約1,196万円 | 約644万円 |
40代がiDeCoを使うメリット
1. 所得控除による節税
年間27.6万円の掛金に対し、所得税・住民税で年間5.5万〜8.2万円程度の節税効果があります。
2. 運用益が非課税
通常20.315%かかる運用益への課税がゼロになります。
3. 受取時の控除
退職所得控除・公的年金等控除が使えます。
注意点
- 原則60歳まで引き出せない
- 口座管理手数料がかかる
- 受取方法で税額が変わる
けんいちの実体験:46歳でiDeCoに入らないと決めた3つの理由
新NISAは月15万円で全力運用していますが、iDeCoには入っていません。46歳で「iDeCoは間に合うのか」を真剣に検討した結果、入らないと決めた3つの理由。
- 60歳まで引き出せない:46歳の僕にとって残り14年。住宅ローン繰上返済・子どもの大学費用・親の介護費用など、60歳までに発生する可能性がある支出を見越すと、流動性ゼロの資金は持ちたくなかった
- 所得税控除の節税効果が新NISA枠を埋める方が大きい:年収700万円の僕の場合、iDeCo月2.3万円拠出での節税効果は年約8万円。一方、新NISA枠を月15万円使い切ることで得る将来の運用益+無税化メリットが大きい
- 受取時に課税される:60歳での受取時、退職所得控除・公的年金等控除を超えると課税される。退職金との合算で「想定外の課税」が発生する可能性
もちろん年収・家族構成・退職金の有無で結論は変わります。我が家のケースでは「新NISA優先・iDeCo保留」がベストでした。
40代で「iDeCoはじめるべきか」を判断する基準は、年金より「14年の流動性」と「退職金との合算」の2点をシミュ してから決めるのが現実的です。
46歳・けんいちのiDeCo加入vs非加入シミュレーション詳細
「46歳でiDeCoに入らない」と決めた理由は前述しましたが、具体的にどんなシミュレーションをして判断したのかを公開します。
前提条件
- 年齢:46歳(2026年時点)
- 年収:700万円
- 退職予定年齢:65歳(残り19年)
- iDeCo拠出上限:月2.3万円(会社員・企業年金なし想定)
- 退職金見込み額:約1,500万円(勤続40年想定)
シナリオA:iDeCo加入の場合(月2.3万円×19年)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 月拠出額 | 23,000円 |
| 年間拠出 | 276,000円 |
| 19年累計拠出 | 約524万円 |
| 運用益(年率5%想定) | 約342万円 |
| 65歳時点の資産 | 約866万円 |
| 所得税控除(19年累計) | 約150万円(年8万円×19年) |
シナリオB:iDeCo非加入+同額を新NISAに回す場合
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 月拠出額(新NISA) | 23,000円 |
| 19年累計 | 約524万円 |
| 運用益(年率5%想定) | 約342万円 |
| 65歳時点の資産 | 約866万円 |
| 所得税控除 | なし(新NISAは控除なし) |
| 流動性 | いつでも取り崩し可能 |
判断の決め手:「19年の流動性」と「退職金との合算」
シミュ単体で見ると、iDeCo(控除150万円メリット)の方が金額的に有利に見えます。しかし、僕が判断した決め手は2つ。
決め手1:65歳までの19年で、何が起きるか分からない。住宅ローン繰上返済(フラット35・残債3,800万円)、子どもの大学進学(2人合計1,000万円)、親の介護費用、自分の医療費。これらが発生したときに「iDeCoは引き出せない」状態は、家計の柔軟性を大きく損ねます。新NISAなら、最悪の場合は取り崩せる。
決め手2:退職金1,500万円との合算で課税。iDeCo受取時、退職所得控除(勤続40年なら2,200万円程度)を超えると課税対象。僕の場合、退職金1,500万円+iDeCo866万円=合計2,366万円。控除2,200万円を超える166万円分が課税対象(実効税率約15%として25万円相当)。これがiDeCoの控除メリット150万円のうち、約25万円を相殺します。
結論:差し引きすると新NISA優位
- iDeCo純メリット:150万円(控除)−25万円(受取時課税)=125万円
- 新NISA純メリット:流動性ゼロのリスク回避+運用益非課税(同条件)
家計の柔軟性を125万円で買う、と考えれば新NISA優位、というのが我が家の結論。年収・退職金・家族構成で結論は変わりますが、「iDeCo=必ず得」という思い込みを捨てて、自分の条件でシミュ してみることをおすすめします。
まとめ
- 40代でも20年運用で資産形成は十分可能
- 節税効果を確実に取りに行ける制度
- 受け取り方の出口戦略まで考えて始める
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40代共働き世帯にとって、家計の最適化と資産形成は人生後半の安定を決定づける最重要課題です。私自身、2023年に投資を始めてから(約3年)、固定費の見直しと新NISAでの積立を両立してきました。これらの実体験を踏まえ、本記事の核心部分について詳しく解説していきます。
46歳から残り19年の積立シミュレーション
参考リンク(公式・公的情報)
本記事の情報に関連する公式情報は以下を参照してください。
- 金融庁 NISA特設ウェブサイト:制度の詳細・最新情報
- 日本証券業協会 NISA制度:投資家向け解説
- 日本銀行:金融政策・経済動向
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📚 共働き40代の家計改善 3本柱(あわせて読みたい)
本ブログは「共働き40代が後悔しない家計改善」を3本柱で発信しています。あなたの興味に合わせて、関連テーマもチェックしてください。
📌 運営者プロフィール(けんいち家の前提)
| 夫(運営者) | けんいち / 46歳 / 上場企業 管理部門 / 年収700万円 |
| 妻 | 41歳 / 共働き / 年収300万円 |
| 子供 | 小学生+幼稚園児の2人 |
| 世帯年収 | 約1,000万円(夫700万+妻300万) |
| 住宅ローン | 2020年12月実行 / フラット35・固定1.31% / 残債3,800万円 |
| 投資の起点 | 18年続けたドル建て貯蓄型保険を2023年1月に解約 → 解約返戻金1,100万円を株式に一括投入 |
| 投資先 | 最初からオルカン・S&P500・高配当株(FXは一切経験なし、個別株・短期売買も経由なし) |
| 資産(2026年5月) | 金融資産2,200万円(住宅ローンありで達成) |
| スマホ通信費 | 夫婦ともに日本通信SIM 月1,390円プラン(2人で月2,780円) |
| 自動車保険 | SBI損保(父知人代理店から切替で年2.5万円節約) |
| 投資ペース | 新NISAで毎月15万円積立(夫名義)/年180万円 |
| 愛車 | FJクルーザー |
| 家計管理 | 紙ベース+クレカ明細(マネーフォワード等のアプリは利用していません) / iDeCoは現時点未活用、新NISAに集中 |
※本ブログの全記事は、上記プロフィールを前提とした実体験ベースで執筆しています。


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