【46歳・木曜午後のスタバで書く】ドル建て終身保険18年・82,429ドル払い込んだ話|解約して1,100万円→3年で2,300万円になったリアル

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ドル建ての終身保険を18年積み立てて、82,429ドル払い込んだ。

2023年1月に解約。解約時のドル円レートが128円(直前まで140円台→151円ピークがあった中、解約タイミングではすでに円高方向に戻していたタイミング)で、解約返戻金は約1,100万円になった。

そのお金を、オルカン300万円・S&P500 300万円・高配当株500万円の3分散で株式に一括投入した。

あれから3年。新NISAの月積立も並行しながら投資を続けて、評価額は今2,300万円になっている。

46歳・木曜午後のスタバで書く家計ブログ

実はこの記事、いまスタバで書いてる。家計の振り返りは普段は家でやるんだけど、たまには家から離れて頭をリセットしながら書く。木曜午後の窓際席、コーヒーとパン一個を前にして、3年前の保険解約を振り返ってる。これも46歳の家計リセット術。

同じように「保険に何百万も積み立ててるけど、もう続ける意味あるか?」と迷っている40代の参考になれば。

  • なぜ18年も続けたのか
  • なぜ解約を決めたのか
  • なぜ「S&P500一択」じゃなく3分散だったのか
  • 結果、後悔はあるのか

18年積み立てた終身保険、毎月380ドル払って想定3%のはずが2.6%だった

20代の終わりに加入したドル建て終身保険。当時の自分は「保険=貯蓄+万が一の備え」という認識しかなかった。

毎月の保険料はだいたい380ドル前後。設計書では「最低でも年3%は増えますよ」と説明されていた。日本円の貯金が0.001%の時代に、ドル建てで年利3%増えていく保険商品は、何も知らない20代には魅力的に映った。

結婚して子どもが2人生まれ、住宅ローンも組んで、家計の支出が増えていく中でも、保険料の引き落としだけは続けた。

「ここまで積み立てたら、もう途中で止めたら損だ」

そう思って18年続けた。

結果として、払込総額は82,429ドル。

そして解約してみて気付いたのは、想定3%のはずが実際の利回りはおよそ2.6%しか出ていなかったということ。理由ははっきり聞かされなかった。手数料か、配当原資の差か、為替手数料の積み重ねか。とにかく、設計書通りには増えていなかった。

解約を決めたタイミングと、3つの理由

解約を本気で考え始めたのは、解約の3ヶ月くらい前。

新NISAが2024年から始まる流れがニュースで頻繁に出始めて、「同じお金を新NISAに移したらどうなる?」と試算したのがきっかけだった。

① 「保険=貯蓄」じゃないと気付いた

保険は「保障」と「運用」がセットになった商品で、運用部分のリターンは効率が悪い。同じお金を株式インデックスに18年積み立てていたら、ドル建て保険の2.6%とは比較にならないリターンが出ていたはず。

20代の自分は、その比較を持っていなかった。だから営業マンの「ドル建て年3%」が魔法に見えた。

「保障」と「貯蓄」は別々に持つ。掛け捨ての保障保険を最低限買い、残りは投資に回す。今ならそう判断する。

② ドル円リスクと利回りの天秤(タイミングは正直やらかした)

ドル建て終身保険の落とし穴は、解約時の為替レートで日本円換算額が大きく振れる点にある。

「2.6%で増えても、為替が10%動いたら一発で吹き飛ぶ」

正直に書くと、解約タイミングの為替判断は完全にやらかした。

2022年10月に151円台まで円安が一気に進んだ。あの時に動けていれば、82,429ドル × 151円 = 約1,245万円。最高のタイミングだった。

でも、自分が解約を決めたのは2022年12月頃。手続きに数ヶ月かかって、実際に着金が動いたのは2023年1月。その間に為替は140円台 → 128〜131円台まで円高方向に戻ってしまっていた。最終的に円換算で受け取った解約返戻金は約1,100万円

差額は約145万円。ピークと比較したら、3ヶ月で150万円近く目減りした計算になる。

しかも、悲しいことに、解約後すぐにドル円はまた140円方向に戻っていった。半年〜1年待てば、もう一度円安方向に振れて数百万円多く戻ってきた可能性も普通にある。書きながらでも「あの3ヶ月は正直やらかした」と思う。

ただし、為替を読み切れない以上、「いつかさらに円安になる」のを待ち続けても切りがない。ピーク151円のタイミングを完璧に狙うなんて、後出しじゃないと分からない。判断軸を「為替予想」じゃなくて「老後資金作りの戦略」に置いたから、いま動けた。タイミングは150万円分やらかしたけど、動かなかったらもっと損していた。これが46歳のリアル。

③ 残り19年で老後資金を作る現実

46歳から65歳まで、残り19年。

その間にやることは「保険を持ち続ける」ことじゃなくて、「老後資金を新NISAで増やす」ことだ、と結論を出した。

1,100万円を保険のまま塩漬けにするか、株式に突っ込んで19年回すか。後者の期待値の方が高い、と判断した。

1,100万円の解約返戻金、なぜ「S&P500一択」じゃなく3分散にしたのか

解約手続きを進めながら、解約返戻金の振り分け方を決めた。

  • オルカン(全世界株式):300万円
  • S&P500:300万円
  • 高配当株(日本株):500万円

合計1,100万円を、上のように一括投入した。

「S&P500一択でいい」という意見もネットで散々見たし、合理的にはそれが正解だったかもしれない。でも自分は、3分散を選んだ。理由は3つ。

第一に、46歳から19年回す前提で、米国一国に全振りするのは怖かった。オルカンを混ぜることで、リスクを少し下げたかった。

第二に、配当金が入ってくる仕組みを早めに作りたかった。高配当株500万円なら、年4%の配当利回りでも年20万円の配当が入る。「保険時代は配当ゼロだった」のと比べて、現金が回り始める。

第三に、ドル建て保険を18年やって為替で振り回されたことの反動で、日本株でも勝負したかった。完全に米国一極集中は気持ち悪い、というのが正直なところ。

2023年1月、解約返戻金1,100万円は、上の3分散で一括投入した。

「一括投入は怖い、ドルコスト平均でやれ」という意見もあると思う。実際、その時もネット記事で散々見た。

でも、46歳で残り時間が限られている自分の場合、一括の方が期待値が高い、と判断した。これも結果論で言うと正解だった。

解約手続きの3ヶ月、何を悩んだか

申し込んでから着金まで、約3ヶ月かかった。

その3ヶ月、寝る前に天井を見ながら考えていたのは、「もし解約した瞬間に株価が暴落したら?」という恐怖だった。

1,100万円を一括で投じる怖さは、書いても伝わりにくいと思う。月15万円の積立とは、心理的負担がまるで違う。

結局、解約金が振り込まれた日に、覚悟を決めて全額を3分散で投じた。手が震えた、というのは大げさだけど、PCの取引画面の前で深呼吸を3回した記憶はある。

3年経った今、評価額は2,300万円になった

こうしてスタバの席で振り返って書いてる今が2026年5月。あれから3年と少しが過ぎた。

1,100万円の解約返戻金スタートに、新NISAで月15万円のS&P500積立を3年続けてきた結果、今の合計評価額は約2,300万円になっている。

米国株インデックスの相場が好調だった3年、というのは大きい。タイミングの運も込みの数字だ、と先に書いておく。

ただ、判断のフレームワーク自体は、今でも正しかったと思う。

  • 保障と貯蓄は分けて持つ
  • 長期で複利が効く商品にお金を置く
  • 46歳から65歳までの19年を使い切る前提で投資する

このフレームワークで判断したから、今は新NISAで月15万円のS&P500積立も、ジュニアNISA160万円のオルカン運用も、迷わず続けられている。

もし、あの時保険を継続していたら。きっと今も「途中で解約するのはもったいない」と思いながら、毎月380ドルを払い続けていた。そして老後資金は手付かずだった。

これから保険解約を考えてる40代へ伝えたい3つ

同じ立場で迷っている40代に伝えたいのは、3つだけ。

1つ目、解約返戻金の金額を保険会社に問い合わせる。これは数分で出る。意外と「払込総額より大幅に少ない」場合もあるので、まず数字を見ること。

2つ目、解約後の運用先を先に決める。決まらないまま解約すると、ただ現金が増えて使ってしまう。S&P500なのか、オルカンなのか、高配当株なのか、定期なのか、住宅ローン繰上返済なのか、配分まで決めてから動く。

3つ目、保障の穴を埋める。終身保険を解約すると、葬儀代相当の保障が消える。掛け捨ての定期保険で安く埋めるか、預貯金でカバーするか、決めておく。

この3つを抑えたら、あとは判断するだけ。

まとめ

18年積み立てて82,429ドル払い込んだドル建て終身保険を解約して、1,100万円をオルカン300・S&P500 300・高配当株500の3分散で投じた話を書いた。

結論:

  • 想定3%のはずが実際は2.6%だった終身保険を解約
  • 解約返戻金1,100万円をオルカン300/S&P500 300/高配当株500で3分散
  • 3年経った今、評価額は2,300万円(新NISA月15万円積立も並行)
  • 判断のフレームワークは「保障と貯蓄は分ける」「長期で複利」「残り19年を使い切る」

同じ年代で同じ悩みを持ってる方の判断材料になればうれしい。

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