46歳・資産2,500万円。でも老後資金はいくら必要?本気で計算してみた

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「老後資金2,000万円問題」という言葉を聞いて、なんとなく不安になったことがある人は多いと思います。僕もその一人でした。ただ、いざ自分の場合で計算しようとすると、そもそも「一般的にいくら必要なのか」すら正確に知らないことに気づきました。

そこで今回は、まず公的統計をもとに「一般的な老後資金」を計算し、そのあとで自分(46歳・資産2,500万円)の場合にどう変わるのかを、実際の数字で見ていきます。

まず「一般的な老後」を計算してみる

老後の家計を考えるとき、よく引き合いに出されるのが総務省の「家計調査報告」です。2025年の数字を見てみます。

65歳以上・夫婦のみ無職世帯の家計収支(総務省「家計調査報告2025年」)

  • 実収入:254,395円
  • 可処分所得:221,544円
  • 消費支出:263,979円
  • 非消費支出(税金・社会保険料):32,850円
  • 消費支出+非消費支出:296,829円
  • 収支:-42,434円/月の赤字

次に、収入の柱になる公的年金です。日本年金機構が示す2026年度の標準的な年金額(平均標準報酬45.5万円・40年就業のモデルケース)は次の通りです。

公的年金の標準的な年金額(日本年金機構・2026年度)

  • 夫婦2人分の基礎年金を含めて月237,279円

この2つのモデルを単純に組み合わせると、

296,829円(生活費)-237,279円(年金)=月59,550円の不足(年71.46万円)

という数字が出てきます。ただしこれは「あくまで平均モデル同士を組み合わせた場合の話」です。実際の年金額も生活費も、世帯によって大きく変わります。

次に、自分の場合を計算してみる

ここからは僕自身の実情です。46歳、金融資産は2,500万円(正確には24,959,021円)。2026年8月に一瞬だけ突破した話を書いたばかりです。

40代・二人以上世帯の金融資産は、平均値1,486万円・中央値500万円(J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査2025年」・世帯主40歳代n=1,052)というデータがあります。僕の2,500万円は、中央値の5倍という位置づけになります。

ここまで見ると「余裕がありそう」に見えるのですが、話はそう単純ではありませんでした。

①住宅ローンが平均的な高齢者世帯より長く残る

総務省のモデル世帯は持家率96%で、多くが住宅ローンを完済している前提です。ところが僕の場合、フラット35(1.31%固定・2020年12月実行・35年ローン)の完済は2055年12月、つまり75歳です。65歳時点でもローンが10年残っている計算になります。

この点だけでも、総務省モデルとは前提がまるで違います。繰り上げ返済をしない理由は以前記事にしましたが、老後資金という切り口で見ると、この「ローンが長く残る」という点は改めて意識する必要がありそうです。

②年金額も、確認するまで知らなかった

ねんきんネットで自分の年金見込み額を確認したところ、次の数字が出てきました(2026年9月時点)。

  • 老齢厚生年金:64,874円/月
  • 老齢基礎年金:67,813円/月
  • 合計:132,687円/月(年額約159.2万円)

正直なところ、この数字を確認するまでは「なんとなく厚生年金は月15万円くらいもらえるはず」という根拠のないイメージを持っていました。実際に見てみると、思っていたより少ない印象です。

ここで一つ、正直に書いておきたいことがあります。この132,687円は僕1人分の年金額です。先ほどの総務省モデル(296,829円)は「夫婦のみ無職世帯」の生活費なので、本来は妻の年金も合わせた夫婦合算の金額と比較しないと、フェアな対応関係になりません。

妻の年金見込み額はまだ手元で確認できていないため、今回は自分1人分の数字までを整理する記事としました。夫婦合算でどれくらいの不足額になるのか、そこに2,500万円の資産と60歳までの積立でどこまで埋められるのかは、次回あらためて計算してみようと思います。

60歳までの積立は続ける

今のところ、S&P500への月15万円の積立は60歳まで継続する想定です。60〜65歳の働き方はまだ決めていません。ここも正直に書いておきますが、再雇用なのか、別の形で働くのか、今のところ白紙です。

まとめ|「一般的な老後」と「自分の老後」は同じ話ではなかった

今回はっきりしたのは次の3点です。

  • 資産額は平均よりかなり多い(中央値の5倍)
  • でも住宅ローンは、平均的な高齢者世帯より10年長く残る
  • 年金額も、自分で確認するまでは正確に知らなかった

「老後資金はいくら必要か」という問いに、平均の数字で答えるのは簡単です。ただ自分の実情に当てはめてみると、資産が多い分だけ安心とも言い切れないことが分かりました。次回は妻の年金見込み額も含めて、夫婦合算でどこまで見えるかを計算してみます。

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